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 ソニーが開発・販売している指紋認証装置「Puppy(FIU-710)」が,マイクロソフトのWebブラウザ「Internet Explorer(IE)」に対応する。従来,Puppyで指紋認証したユーザーがWebブラウザ上でクライアント認証機能を使うには,Netscape Navigatorを選択するしかなかった。ソニーは,今夏にもIE対応の評価版ソフトを提供し,10月にも正式にサポートする予定である。

 Puppyはこれまで,Netscape Navigatorなどが準拠する公開鍵暗号標準「PKCS API」には対応していたが,マイクロソフトがWindows上に実装している暗号関連API「CryptAPI」はサポートしていなかった。そのためユーザーは,PKCS対応アプリケーションを使わなければ,Puppy上に格納しているディジタル証明書を活用できなかった。PuppyがCryptAPIに対応したことで,PKCSをサポートしていないIEやOutlook Expressでも,Puppy上のディジタル証明書を利用できるようになる。例えば,IEでSSL3.0のクライアント認証機能を使ったり,Outlook Expressで暗号化メールを送信したりすることが可能になる。

 Puppyは,指紋データの登録機能とディジタル証明書の格納機能を備えた,クレジット・カード大の携帯可能な指紋認証装置。指紋データやディジタル証明書をPuppy本体に保存できるため,(1)指紋データをサーバーなどで一元管理する必要がなくプライバシーを保てる,(2)PCにディジタル証明書を保存したままにしなくてすむ,(3)複数台のPCで1つのディジタル証明書を共用できる--といった特徴がある。
(H.J.)