ベンチャー企業のフォービスは,Webサービスに対応したアプリケーション統合ツール「FORBiS DYNAMIC SERVER」を開発したことを明らかにした。6月29日に同社が主催するセミナーを皮切りに,本格的に営業を開始する。

 FORBiS DYNAMIC SERVERは,主に3つの機能を備える。(1)WebサービスやWebアプリケーションなどを連携させるインテグレーション機能,(2)ユーザーやクライアント・デバイスに合わせて画面を構成するポータル機能,(3)複数のシステムにまたがる一連のセッション情報を管理可能なトラッキング機能,である。これらの機能を組み合わせると,例えば,複数の既存Webアプリケーションを統合してWebサービス化したり,WebアプリケーションやWebサービスを組み合わせてクライアント・デバイスに最適化したページを提供するといったことが可能である。

 組み合わせたシステム間のデータ遷移や処理手順などは,独自形式のXML(拡張可能マークアップ言語)ファイルに定義する。具体的には,約10種類の独自タグを使用して,連携先となるシステムや条件分岐などを設定する。外部のシステムからデータを入出力するときには,文字コードを変換したり,XSLT(拡張可能スタイルシート言語変換)を使ってデータ形式を変換したり,複数のXMLデータをから1つのXMLデータを生成したりすることも可能である。

 FORBiS DYNAMIC SERVERは,機能ごとに異なるパッケージで構成される。ポータル機能は「System Type 1」,インテグレーション機能は「System Type 2」,トラッキング機能は「Enterprise Option」として提供する。稼働OSは,いずれのパッケージもSun Solaris7/8。また,System Type 1を稼働させるにはWebサーバーとしてApache1.3またはiPlanet Web Server Enterprise Edition4.1が,Enterprise Optionを利用するにはデータベースとしてOracle8 R8.0.5またはOracle8i R8.1.5が,それぞれ必要となる。価格は,System Type 1で100万円,System Type 2で380万円,Enterprise Optionで100万円。別途年間サポート料も必要になる。(H.J.)