テレマジックは,インターネット上のマシンが対等に協調して動作する分散協調型システムを開発するためのミドルウエア・ソフト「VirtualTeam」を2001年8月に出荷する。「エージェント」と呼ぶプログラムが,互いにメッセージを交換しながら動作するモデルを採用した。アプリケーションをPtoP(ピア・ツー・ピア)型で,インターネット上の複数のマシンに分散処理させたい場合に適している。Javaのクラス・ライブラリの形で提供する。

 VirtualTeamの核となるモジュール「Modulex」は,メッセージングと,エージェントなどのオブジェクトを管理するためのデータベース管理という2つ基本機能を備えるもので,従来から組み込み機器向けに提供していた。VirtualTeamはModulex上に,SMTPベースのメール機能,サーブレットとの通信機能,ユーザー認証機能などを追加した。

 価格は,同時セッション数が20個までのデベロッパーズ・パッケージが約5万円,同じく100個までのスタンダード・パッケージが約50万円の予定。Solaris7,Linux6.2などで動作する(Windows NTは2002年3月までに対応予定)。J2EE(Java2プラットフォーム,エンタープライズ版)に対応するバージョンも用意する。

 基本モジュールであるModulexは,iアプリにも対応している(iアプリ対応版は別途ライセンスが必要)。いくつかのバージョンがあるが,単純なメッセージ処理機能だけを実装する場合のサイズは1Kバイト以下で済む。テレマジックでは他の携帯電話向けや,ザウルス,Palm版などのModulexも順次用意していく予定。
(K.A.)