米マイクロソフトとカナダのソフトウエア・ベンダーであるコーレルは米国時間で6月27日,非マイクロソフト系のOS上で.NET対応アプリケーションを開発・稼働させるために必要となる基盤ソフトウエア「.NET Compact Framework」を,FreeBSD用に共同開発すると発表した。

 .NET Compact Frameworkは,携帯電話や携帯端末など,非マイクロソフト系OSを稼働させるデバイス上で,.NET対応アプリケーションを開発・稼働させるための基盤ソフトウエア。複数のプログラミング言語をサポートしたランタイム環境「CLI(共通言語基盤)」と,CLIに対応したプログラミング言語「C#」を含んでいる。CLIには,リモート・コンピュータとの間でSOAP(簡易オブジェクト・アクセス・プロトコル)を使ってXML(拡張可能マークアップ言語)データをやり取りし,オブジェクトなどを呼び出す機能が搭載されている。そのため,.NET Compact Framework上でアプリケーションを開発すれば,マイクロソフトの.NET Enterprise Serverなどと連携するアプリケーションを,手軽に開発できるようになる。

 .NET Compact Frameworkは,Windows用の「.NET Framework」とは異なり,WindowsやWindowsアプリケーションに依存する機能は搭載していない。そのため例えば,Windowsのフォームを使ったアプリケーションを構築するための「WinForm」や,動的なWebアプリケーションを手軽に構築するための「ASP+」などは利用できないことになる。

 マイクロソフトとコーレルは,開発したFreeBSD用の.NET Compact Frameworkを,学術・研究・デバッグ・学習などの用途で利用できるようにする計画。マイクロソフトの日本法人でも,NetBSD用に.NET Compact Framework日本語版を出荷するべく検討中である。
(H.J.)