住商情報システム東京通信ネットワーク(TTNet)アールワークス日立製作所は,光ファイバを介してデータセンター間でストレージ機器を利用するための実験運用を,8月から実施する。あるデータセンターに設置した日立のストレージ機器「SANRISE2800」を,ほかのデータセンターから共有したり,バックアップに利用したりする。データセンター間は,TTNetの100Mビット/秒の光ファイバで接続する。データセンターに設置したサーバーが,手軽に遠隔地のストレージを利用するようになれば,スケーラビリティが格段に向上する。

 日立は既に日立ネットビジネスと共同で,データセンター内のユーザーにストレージを貸し出すサービスを,KDDIアバヴネットジャパンなどに提供している。ユーザーのシステムのディスクが足りなくなった場合にディスク容量を貸し出したり,バックアップをするサービスである。同一のLANで提供しているサービスである。そのなかで,「ほかのデータセンターからもストレージサービスを利用したいというニーズが多い」(日立ネットビジネスの担当者)という。

 今回の実験運用では,住商情報システムのデータセンター2カ所(亀戸,船堀)と,アールワークスのデータセンター(池袋)の計3カ所のデータセンターを光ファイバーで接続し,あたかも1つのデータセンターであるかのように運用することを狙っている。ストレージの共有を始め,サーバーの運用管理や障害時の対応なども検証する。
(T.F.)