ロータスは,JavaアプリケーションやWebサービスなどを組み合わせ,一連のワークフローを上流から設計/管理できるようにするツール「Lotus Workflow Release3.0」を10月初旬に出荷する。アプリケーション間の処理手順やデータの流れなどを,フローチャートを描くような雰囲気でグラフィカルに設定/管理できる。

 Lotus Workflow Release3.0は,出荷済みの「Lotus Domino Workflow Release2.1」の後継製品。新版ではJavaアプリケーションの直接呼び出しに対応したほか,「Lotus Web Services Enablement Kit」を併用しWebサービスを呼び出す機能も備えた。これにより,J2EE(Java2プラットフォーム,エンタープライズ版)アプリケーション・サーバー上で稼働するJavaアプリケーションや,インターネット上で稼働するWebサービスなどを,容易にワークフローに組み込んで利用できるようになる。従来版では,同社のグループウエア製品である「Lotus Domino」のアプリケーションしか呼び出すことができなかったため,JavaアプリケーションやWebサービスを呼び出すためには,それらを呼び出すDominoアプリケーションを作り込む必要があった。

 また,新版には新たに,パソコンを通じてリアルタイムに対話できるチャット・ツール「Lotus Sametime」との連係機能を組み込んだ。ワークフローの設計時に設計担当者と業務担当者が直接やりとりすることで,設計担当者に不足しがちな業務知識を業務担当者から随時ヒアリングし,効率的なワークフローを設計できるようになる。ワークフローの運用時に,ワークフローに参加するユーザー同士が直接対話し,処理内容などを相談することもできる。

 価格は9月に発表するが,従来版と同程度になる見込み。従来版は,実行環境がサーバー1台あたり170万~180万円,クライアントは1ライセンス6000~8000円。ワークフローを設計するための開発ツールは,1ライセンス40万円であった。新版の稼働OSはWindows2000,Windows NT4.0(SP6a),Solaris7/8,AIX4.3.1,OS/400 V4R4。サーバー側にDomino Release5.0.3以降が必要になる。(H.J.)