アッカ・ネットワークスは,通信事業者向けに光ファイバを使ったアクセス回線サービス「光アクセスサービス」を,10月末に開始する。通信方式は,イーサネット,STM(同期転送モード),ATM(非同期転送モード)を用意。1.5Mビット/秒から1Gビット/秒までの伝送速度を提供する。通信事業者が,中継網やIP-VPNサービス用の回線などとして利用することを想定している。サービス提供地域は,東京23区内の一部のみである。
アッカ・ネットワークスは,ADSL(非対称ディジタル加入者線)サービスのユーザー数が伸びるとともに,最高1.5Mビット/秒に加え最高8Mビット/秒のサービスも開始した。そのためアッカは,バックボーンや地域の中継網の強化を進めている。具体的には,電話局からアッカのNOC(ネットワーク・オペレーション・センター)までの回線を,ATMメガリンクから光ファイバに移行している。その結果,確保したギガビット・クラスの帯域の一部を,通信事業者向けに提供することにした。(T.F.)