日立製作所マイクロソフトインテルの3社は,ECシステムを構築するインテグレータやベンダー向けに,技術情報やトレーニングなどを提供する支援プログラムを11月8日に開始した。短期間で高品質のECシステムを構築できるようにするための技術支援である。ハードウエアは日立のHA8000シリーズ,ソフトウエアはマイクロソフトのものを利用するケースを対象にする。

 支援プログラムを利用するのは,半年以内にEC向けのシステム開発やサービスの提供を予定している企業。事前に,日立,マイクロソフト,インテルの3社が,その企業のビジネス・プランを審査し,それに合格する必要がある。ビジネス・プランでは,システム開発やサービスの中で利用する日立とマイクロソフト製品の販売目標を提示しなくてはならない。

 支援プログラムでは,ハードウエア,ソフトウエア,マーケティングの面から企業を支援する。まずハードウエア面では,開発環境向けに日立のHA8000シリーズを希望小売価格の8%の料金でレンタルする。また,システム設計や性能の検証,システム最適化のためのコンサルテーションをしてくれる。ソフトウエアで面では,「Microsoft BizTalk Server 2000 Developer Edition」や「Microsoft Commerce Server 2000」などのサーバー・ソフトウエア群のデベロップメント・キットを利用できる。技術サポートや技術トレーニングも受けられる。マーケティングの側面からは,案件の獲得やイベントなどへの出展を支援してくれる。(T.F.)