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 日本IBMは,企業ポータルを構築するためのソフトウエア製品群「IBM WebSphere Portalファミリー」を2002年1月18日より出荷する。日本IBMが2001年4月に出荷した企業ポータル構築用の基盤ミドルウエア製品「WebSphere Portal Server V2.1」を中核に,日本IBM,ロータスチボリの製品群を統合したものである。ユーザーごとに情報を取捨選択して提供する機能や,蓄積された情報を複数のユーザーで共有する機能,適切なセキュリティ・ポリシーで情報を管理する機能などを強化する狙いがある。

 企業ポータルとは,企業の内外に存在するさまざまな形式の情報に,一元的にアクセスできる窓口(ポータル)を提供するシステム。ユーザーが属する組織や権限などに応じて情報を取捨選択し,最適化して提供できるようにする。主なメリットとして,必要な情報にすばやくアクセスできる,組織内の情報共有を促進できる,社員ごとの情報活用能力の差異を是正できる--などがある。

 WebSphere Portalファミリーは,企業が必要とする機能に応じて,3つの製品ラインナップを用意する。(1)情報共有の基本機能を提供する「Enable Solution V2.1」,(2)蓄積された情報を複数ユーザーで共有する機能を強化した「Extend Solution V2.1」,(3)情報の検索/分類機能を強化し,アプリケーションへのシングル・サインオン機能を提供する「Experience Solution V2.1」である。

 Enable Solution V2.1は,情報提供用の部品である「ポートレット」やアプリケーションなどを統合する機能,ユーザーごとに取捨選択して情報を提供する機能などを提供する。

 Extend Solution V2.1は,Enable Solution V2.1の機能に加え,ロータスのナレッジ・ポータル構築ツール「K-station 1.1」と検索ツール「Domino Extended Search」,日本IBMのサイト分析ツール「WebSphere Site Analyzer V4.0」などを統合。

 Experience Solution V2.1は,Extend Solution V2.1の機能に加え,ロータスのオンライン作業促進ツールである「Lotus QuickPlace」や「Lotus Sametime」,日本IBMのコンテンツ管理ツールである「Content Manager for Multiplatform V7.1」,チボリのセキュリティ・ポリシー管理ツールである「Policy Director」などを統合する。

 稼働環境は,Windows NT/2000,Solaris,AIX(ロータスのK-stationはWindows NT/2000のみ)。価格は,Enable Solution V2.1が1プロセッサあたり965万2500円から,Extend Solution V2.1が同1528万3200円から,Experience Solution V2.1が4プロセッサあたり9330万7500円から。(H.J.)