インターナショナルシステムリサーチは「携帯電話向け認証ゲートウェイ」を1月21日に発売した。iモードやJ-スカイ,EZwebなどの携帯電話やパソコンなどのさまざまな認証方式を,Webサーバー側の認証方式に合わせて変換するゲートウエイ・ソフトウエアである。たとえば,Webサーバー側でID/パスワードなど1つの認証方式を用意するだけで,さまざまな携帯電話やパソコンなど認証機構が異なる端末を認証できる。また,1回のログインで複数サーバーにアクセスできるようにするシングル・サインオン機能を備えている。おもにASPやISPなど,大規模ユーザー向けの製品である。

 携帯電話向け認証ゲートウェイは,京セラコミュニケーションシステム(KCCS)と共同開発したソフトウエアをベースに製品化したものである。すでにKCCSが提供する企業向けビジネス・ポータル「BizW@lkers」で採用されている。

 携帯電話機は,携帯電話事業者や機種ごとに装備する認証機構が異なっている。端末や加入者ごとにユニークに割り当てられる端末ID(加入者ID)は事業者によって仕様が異なるうえ,端末機種やWebサイトによって利用できたりできなかったりする。パソコンでよく使われるベーシック認証は携帯電話の機種によって使えない場合がある。クッキーも携帯電話では使えない。携帯電話向け認証ゲートウェイは,こういった違いを吸収し,Webサーバーに合わせて変換してくれる。ログインしたユーザーのセッションを管理する機能も備えている。複数のWebサーバーがある場合,サーバーそれぞれの認証方式に変換できるため,シングル・サインオン・システムを構築できる。

 標準として備えるユーザー認証機能は,携帯電話に対してはID/パスワードと端末ID,パソコンに対してはベーシック認証あるいはフォームを使ったID/パスワードによる認証である。これ以外の方式にも個別に対応する。稼働環境はSolaris+Oracle。当面,カスタマイズして販売する形態を採る。そのため,価格はケース・バイ・ケースとなるが,近いうちに参考価格を公表するという。また,中小規模ユーザー向けの製品化も検討している。(T.K.)