ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)は,2002年4月1日にブロードバンド・コンテンツ配信サービスを開始する。同社のコンテンツ・デリバリ・ネットワーク(CDN)とインターネット決済サービスを提供するトリブネットが開発した課金システム「Wisp」を組み合わせ,コンテンツ配信のインフラ「Dream-CDN」を構築。このCDN上で,http://www.freparnetworks.co.jp/フレパーネットワークスのインターネット放送局「どれみる.TV」のコンテンツを,同社の会員向けに有料で配信する。

 DTIは,NTTエムイー(NTT-ME),ドリームネットと共同で,NTT地域会社の地域IP網(フレッツ網)内にキャッシュ・サーバーを設置し,CDNを構築。サービスを提供している。CDNは,Webアクセスを高速化することを主な目的とした仕組み。ネットワーク上に分散配置したキャッシュにコンテンツを蓄積しておき,エンドユーザーがそのコンテンツにアクセスしようとすると,自動的に最寄りの(一番応答が速い)サイトに誘導され,そこからコンテンツを取得する。Dream-CDNの場合は,エンドユーザーはもともとのWebサイトではなくフレッツ網から受け取れるため,高速なレスポンスを期待できる。

 DTIは,このインフラにコンテンツの不正利用を防止する著作権管理システム(DRM:ディジタル権利管理)と課金システムを組み合わせて,有料配信を実現する。DRMは暗号技術などをベースにコンテンツを守る管理手法で,コンテンツを開くライセンス(権限)を所有するユーザーしかコンテンツを再現(どれみる.TVの場合は視聴)できない。このため,会員以外のユーザーによる不正コピー/不正利用を防げる。フレパーネットワークスは,このインフラをベースに,同社がすでに持つコンテンツを放送するほか,ほかのコンテンツ・ホルダーに放送枠を提供する。(Y.K.)