日本IBMは,インテルの32ビット・プロセッサ「Xeon MP」を最大8個搭載できるサーバー・マシン「xSeries 440」シリーズを5月9日に販売開始する。Xeon MPを最大8個搭載できるサーバー・マシンの出荷は,同製品が国内初となる。

 xSeries 440の特徴は,サーバーの機能をモジュール化し,柔軟に拡張できるようにしたこと。サーバー本体には最小限の機能のみを搭載し,ユーザーが必要になった時点で,必要なモジュールを組み込めるようにした。これにより,xSeries 440の本体価格を下げることができたという。

 例えば,xSeries 440本体には,プロセッサを4個まで,DIMMメモリー・モジュールを最大16個まで搭載できる。さらなる拡張が必要であれば,プロセッサやメモリーを拡張する「SMP拡張モジュール」を追加すればよい。SMP拡張モジュールには,プロセッサ用のキャッシュ・メモリーが32Mバイト搭載されているほか,プロセッサを追加するためのソケットが4個,DIMMメモリーを追加するためのソケットが16個内蔵されている。ユーザーは,モジュール内に必要なだけのプロセッサとメモリーを搭載できる。現在のところSMP拡張モジュールは1個しか追加できないが,2002年7~9月をめどに最大3個まで追加できるようにする(ファームウエアのアップデートで対応)。PCIスロットを拡張する「リモート拡張ユニット」も,別途用意されている。

 また,xSeries 440には,障害が発生したメモリーをビット単位で検出し,自動的にその部分の利用を回避して処理する技術「メモリーProteXion」が搭載された。この技術は,米IBMが進めているプロジェクト「eLiza」(サーバー・マシンの自己修復機能を研究するプロジェクト)の成果物。すでに同社のサーバー製品「zSeries」や「iSeries」には「リダンダント・ビット・ステアリング」という名前で実装していたが,「xSeries」には初めて搭載した。2002年7~9月には,サーバーを稼働させたままで障害が発生したメモリーを交換できるようにする技術「Active Memory」も利用可能にする。

 xSeries 440の本体価格は540万円(1プロセッサ,メモリー1Gバイト)から。SMP拡張モジュールは80万円(プロセッサとメモリーは除く),リモート拡張ユニットは66万円である。動作保証OSは,Windows2000/NT4.0,NetWare5.1J,RedHat Linux7.1日本語版。(H.J.)