オブジェクト指向技術の標準化と啓もうを目的とする団体であるOASIS(構造化情報標準推進団体)は4月2日,XML(拡張可能マークアップ言語)技術を利用して著作権を電子的に管理するための規格を策定するため,「Rights Language Technical Committee」という技術委員会を設置したと発表した。この委員会では,WebページやWebサービスなどで提供する電子的なコンテンツに権利情報を明記し,管理可能にするための仕様を標準化する。

 設立時点で同委員会に参加している企業は,米コンテントガード,米ヒューレット・パッカード,米ベリサイン,米マイクロソフト,英ロイターなど。標準仕様のたたき台として,コンテントガードが「XrML(拡張可能権利マークアップ言語)2.0」を提出する。XrMLは,もともと米ゼロックスのパロアルト研究センター(PARC)で開発されたXMLベースの技術。電子コンテンツの再利用や再配布などを制限できるようになる。マイクロソフトの著作権管理サーバー技術「Digital Asset Server(DAS)」や電子書籍閲覧ソフト「Microsoft Reader」などには,XrMLの機能が搭載されている。

 XrMLと同様の技術には,米リアルネットワークス,米アドビシステムズ,米アメリカ・オン・ライン,米IBM,米ソニー・ピクチャズ,米サン・マイクロシステムズなどが指示する「XMCL(拡張可能商用メディア言語)」がある。(H.J.)