ニフティは5月15日,ダイナミックDNSサービス「@nifty ダイナミックDNS」を開始した。ADSL(非対称ディジタル加入者線)やFTTH(ファイバ・ツー・ザ・ホーム)を使いニフティに接続しているユーザーが,固定IPアドレスを持たなくても自宅で常時Webサイトなどを公開できるようになる。大手ISPでダイナミックDNSを提供するのは,ぷららネットワークスについで2社めである。

 ダイナミックDNSは,利用者に一意のドメイン(またはサブドメイン)を割り当て,その時点で割り当てられているグローバルIPアドレスとの名前解決を提供するものである。そのため,サービス利用者がインターネットに接続し直すなどしてIPアドレスが変わっても,サイトの利用者はドメイン名にアクセスすれば,Webサーバーなどに接続できる。@nifty ダイナミックDNSでは,サービス利用ユーザーにサブドメイン「任意の文字列.atnifty.com」を与える。Webサイトの閲覧者には,このサブドメインを通知してアクセスしてもらう。ユーザーが独自ドメインを取得すれば,それを使うことも可能である。

 登録したドメイン名に,「www」または「ftp」のCNAME(別名)を追加できる。また,URLにアクセスしてもユーザーが接続していなかったときに,あらかじめ指定したURLに転送する機能をオプションで提供する。@nifty ダイナミックDNSは,@niftyの個人会員で,ADSL接続サービス,光接続サービス,フレッツ・ISDNのいずれかの接続回線を利用しているユーザーが利用できる。料金は,サブドメインを使う場合月額200円,独自ドメインを使う場合は月額500円。オフライン時の転送機能は,月額100円である。

 また,ニフティでは,5月14日に,オンライン・ストレージ・サービス「Xdrive for @nifty」を開始した。ブラウザを使ってファイルを保管したり取り出したりできる。ファイルを他のユーザーが取り出せるよう共有に設定することも可能である。ファイル・サイズが大きくメールに添付して送れないようなファイルを他のユーザーとやり取りするといった使い方がある。

 2002年6月には,「X」という名前のドライブ名をXdrive for @niftyに割り当て,ローカルのハード・ディスクと同様に使えるようにするデスクトップ・アプリケーションを提供する予定だ。サービスは,ニフティの@nifty会員,Combo会員ともに利用できる。料金は,月額300円(保管容量25Mバイトまで)から。このサービスは,エックスドライブ・ジャパンのオンライン・ストレージ・サービス「Xdrive Plus」をニフティ会員向けにしたものである。(Y.Y.)