インフォテリアは6月25日,ロゼッタネットなどに対応したBtoBサーバーの新版「ASTERIA R2」(アステリア アールツー)を出荷した。ビジネス・ロジックやデータ変換の多くを,GUI画面の操作だけで設計できるツール「ASTERIA Designer」を付加した。旧版でビジネス・ロジックなどを記述するには,専用のAPIを使ってJavaScriptプログラムを開発する必要があった。SOAPなどのWebサービス標準にも対応した。

 ASTERIA Designerでは,XMLデータだけでなく,固定長やCSV(カンマ区切りデータ),Excelなどの形式のデータ処理もきめ細かくGUI画面で指定できるようにした。固定長データの何バイト目から何バイト目を取り出すといった処理である。ほかのBtoBサーバーのGUIツールでは,XMLデータを変換するXSLT(XMLスタイルシート言語変換)エンジンをベースにしたものがほとんどで,固定長データなどを処理する場合にはスクリプト・プログラムの記述が必要なものが多かった。

 取引先に送信する帳票などを,PDFファイルとして自動生成する機能も付加した。そのための作業は以下の通り。まずExcelを使って,帳票のひな型を作成し,どのセルにデータを差し込むか指定する(専用のExcelマクロを用意)。これをASTERIA Designerに読み込むとアイコンとして表示される。そのアイコンとデータベースをGUI画面でつないで,データベースのどのコラムをPDFに差し込むかを指定する,といった具合である。

 旧版はSolarisとLinux向けだったが,今回のバージョンではWindows NT/2000などにも対応する。価格は400万円から。
(K.A.)