日本ボルチモアテクノロジーズは2002年7月15日,シングル・サインオン・ソフト(SSOソフト)の新版「SelectAccess v5.0」を発表した。最大の特徴は,SSOの標準規格であるSAML(セキュリティ・アサーション・マークアップ言語)1.0に対応したことである。SAMLに対応した製品は国内では初めてという。

 SAMLは,XML技術の標準化団体であるOASIS(構造化情報標準促進機構)が標準化した,ユーザーの認証情報や属性情報を複数システム間で安全にやりとりするための仕様である。例えば,SAML対応のSSOソフト同士ならば,異種ベンダーのSSOソフトでも相互にユーザー認証を共有できるようになり,ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)やECサイト間の連携が容易になる,といった利点がある。同社のほか,米IBMや米RSAセキュリティがSAML対応のSSOソフトの提供を計画している。

 このほか,旧版のv3.5.1からの強化点としては,(1)認証情報を保持するLDAPサーバーとして,Oracle Internet Directory,CP Directory Server,etrust Directoryを加え,合計8種類に対応した,(2)サーバーに組み込む認証用のエージェント・ソフトとして,すでに対応しているWebLocig Server,WebSphere Application Serverに加え,Oracle9i Application Serverなど5種類のアプリケーション・サーバーもサポートした,(3)認証情報などを保持するLDAPサーバーが複数台あっても一元的にSelectAccessから利用できる――などである。

 価格は340万円/1000ユーザーから。2002年7月29日から出荷する。(A.Y.)