米シマンテックは,セキュリティ関連のソフトウエアやサービスを提供する企業3社を買収したことを7月17日に発表した。今回の買収により,シマンテックはネットワーク・アタック対策用の製品やサービスの拡充を狙っている。

 買収した企業は,セキュリティ・ソフトウエア開発の米リコース・テクノロジーズ,セキュリティに関する情報提供サービスを展開する米セキュリティ・フォーカス,セキュリティ監視代行サービスのプロバイダである米リプテックの3社だ。買収額は,3社合わせて3億5500万ドルになる。各社の買収額は,リコース・テクノロジーズが1億3500万ドル,セキュリティ・フォーカスが7500万ドル,リプテックが1億4500万ドルとなっている。8月中に買収手続きが完了する予定だ。

 リコース・テクノロジーは、「ManHunt」と呼ぶ侵入検知システム(IDS)を開発している。シマンテックは,ManHuntの技術を,同社が開発したIDSの「NetPrower」と統合していくつもりだ。セキュリティ・フォーカスの事業については,セキュリティに関するメーリング・リスト「Bugtraq」を元のブランドのまま運営を続ける。また,セキュリティ・ホールなどのセキュリティ関連の情報を蓄積したデータベースも,従来通りに提供していく。また,リプテックの買収により狙うのは,セキュリティ監視代行サービスの強化だ。今回の買収を機に,従来,米国内だけに設置していた,セキュリティ監視用オペレーション・センターを,今後は英国やドイツ,日本へも展開する計画である。(H.O.)