NTTビズリンクは,携帯電話やPDA(携帯情報端末)向けに画像ファイルのサイズやフォーマットを最適化するサービス「モバイルゲートウェイ 画像変換サービス(仮称)」を,8月27日に開始する。米ピクチャIQの画像変換アプライアンス「PictureIQ TransForce」をデータセンターに設置し,その機能をサービスとして提供する。
PictureIQ TransForceは,アクセスしてきた端末の種類に応じて,画像の表示サイズ,ファイル形式,色数,ファイル・サイズなどを変換する機能をもつ。携帯電話などからアクセスがあると,オリジナルのサーバーから画像を取得,変換して返す。このサービスを利用するには,オリジナル・サーバー上にあるコンパクトHTMLなどに記述してある画像の取得先を,画像変換サービス上のものに書き換えておく必要がある。
PictureIQ TransForceは,米アドビ・システムズの画像処理ソフトウエア「Adobe Photoshop」の画像処理エンジンを搭載した,画像ファイルの変換アプライアンス。iモード,EZweb,J-スカイといった携帯電話のほかに,Palm OS,Pocket PC,Lモードなどにも対応。HTTPのヘッダーをみて,アクセスしてきたデバイスの機種を判断,その機種のスペックに画像ファイルを最適化する。
料金は,初期費用が7万円から。月額利用料金は変換する画像の数によって異なる。たとえば,50までで12万8000円。今後は,携帯電話やPDA向けに配信する動画を最適化するサービスの提供を予定している。(T.F.)