米アドベントネットは,J2EE(Java2プラットフォーム,エンタープライズ版)アプリケーションの監視エージェントの開発を容易にするツール「AdventNet ManageEngine」を販売する。9月25~27日に横浜で開催されたJavaOneの場で,日本で初めて製品を公開した。

 このツールの特徴は,Javaプログラムの内部的な動作やビジネス・プロセスの遷移状況などを監視するエージェントを比較的手軽に開発できる点。ManageEngineに含まれる「JMX Compiler」(JMXはJava管理拡張)というツールを使うことで,コーディング作業なしでエージェントを作成できる。JMX Compilerは,既存のJavaプログラムのクラス構造などを自動的に解析する機能を備えている。このため,管理者や開発者は解析結果を基に,監視したい部分/項目をGUIベースで指定するだけで,エージェントを作成できる。作成したエージェントは,JMXに準拠したサービス(JMX MBeans)として動作する。

 エージェントを作成する際は,監視結果をどのようなプロトコルでリモート環境にいる管理者や開発者に伝えるかも指定できる。SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル),HTTP,JMS(Javaメッセージ・サービス),SOAP(XMLデータの伝送プロトコル),CORBA(共通オブジェクト・リクエスト・ブローカ・アーキテクチャ)などに対応する。監視結果に応じて,Javaのメソッドを呼び出したり,任意のコマンドを実行したり,電子メールを送ったりというルールを設定することもできる。

 価格は,為替レートの調整のために3カ月単位で見直される。2002年末までは,エージェントの開発用ライセンスが223万6000円。エージェントを運用する際には別途,1プロセッサあたり37万3000円が必要になる。(H.J.)