日本IBMは10月16日,J2EEアプリケーション開発用のフレームワーク「Struts」の機能を拡張する「Extention for Struts」を無償公開すると発表した。同社がStrutsを用いたWebシステムの案件で,繰り返し開発した機能群である。これらの機能を利用することで,Strutsを利用した業務アプリケーションの作成効率を高められる。10月21日から同社サイトで無償公開する。Strutsは,Jakartaプロジェクトがオープン・ソースとして公開しているフレームワークである。

 Extention for Strutsは6つの機能で構成する。(1)ログ出力やアプリケーションの実行権限確認など,ロジックの事前/事後処理を記述するためのPre/Post Invocation,(2)ある時点で同一のWebブラウザからのリクエストを1つだけ処理するSessionManagement,(3)Webブラウザのバック・ボタンを押下した際にエラー画面を表示するなど,画面の呼び出し順序を保障するScreen Order Control,(4)データ・ソースの取得のために利用するJNDI Lookupのオーバーヘッドを削減するResource Wrapper,(5)入力された文字コードの妥当性を検査するCharactor Type Check,(6)WebSphere Application Serverのログ/トレース機能を使うためのLog/Trace--である。Log/Traceは以外の機能は,他のアプリケーション・サーバーでも利用できる。

 動作確認済みのアプリケーション・サーバーはWebSphere Application Server 4.0.3である。日本IBMは今後,リード・オンリーのテーブルを起動時に読み込むことでテーブルへの検索を速くする機能を開発,追加していくとしている。(A.Y.)