トヨタ自動車は,自動車向け情報サービス「G-BOOK」に対応した新型車「Will サイファ(CYPHA)」を10月21日に発表した。G-BOOKに対応した端末(カーナビ)を搭載する初めての車だ。これにより,トヨタの自動車のIT化戦略が本格的に始まることになる。

 G-BOOK対応端末には,第3世代携帯電話の規格「CDMA2000 1x」に準拠したデータ通信モジュール標準装備されており,ユーザーは別途携帯電話などを接続しなくてもサービスを利用できる。G-BOOKでは,トラブル時の緊急車両手配や車両位置の追跡といったセキュリティ・サービスや,交通情報やニュースなどのインフォメーション・サービス,音楽やゲームをダウンロードできる娯楽サービスなどさまざまなサービスを提供する。コンビニエンス・ストアに設置したキオスク端末から音楽や映像,地図データなどをSDカードにダウンロードして利用することもできる。

 Will サイファの価格は126万円から。また,同時にG-BOOKの利用料金も初めて発表された。年間契約を結んだ場合,基本料金は月額550円となる。利用料は月額固定制なので,別途通信料が発生することはない。ただし,有料コンテンツを利用する場合は,別途利用料金が必要になる。G-BOOK自体は2002年8月に発表されていたが,基本料金だけは対応車の発売と同時に発表するとし,明らかにされていなかった。(H.O.)