アシストは10月29日,Webコンテンツ管理ソフト「NOREN」(のれん)を発表,11月1日に出荷を始めた。韓国のアイオン・コミュニケーションズ(I-ON COMMUNICATIONS)が開発した製品である。Webコンテンツの作成,認証,テスト,配信までのサイクルを一括管理できるため,コンテンツ管理にかかる負荷を減らせる。エンターブレインがWebサイトの「ファミ通.com」に導入したほか,テレビ大阪が導入を決めている。

 NOREN(韓国での製品名はI-ON)の特徴は,バージョン管理,スケジューラ,ワークフロー,アクセス管理などの基本機能のほかに,(1)静的なWebページを生成する機能と,(2)ガーディアン機能を持つ点である。静的ページ生成は,サーバーの負荷を減らすための機能。NORENを利用する場合,ページの構成要素であるオブジェクトはデータベース上で管理される。このため,Webページを構成するためには,データベースを参照してオブジェクトを引き出し,動的にページを生成する必要が出てくる。ただ,こうしたシステムでは,エンドユーザーからコンテンツを要求されるたびにデータベース検索やページ生成の処理が発生するため,アクセス数の増加などに伴ってサーバーの負荷が高まりやすい。そこでNORENでは,あらかじめ静的Webページを生成し,Webサーバー上に配置できるようになっている。こうすることで,動的にページを生成するよりデータベース・アクセスを減らせる。結果として,データベース・サーバーのスペックを低く抑えられる。もちろん,リアルタイム性が高いコンテンツについては,動的に生成するように設定することは可能である。あるコンテンツが変更された場合は,それに関連するコンテンツやリンクを自動的に分析し,関連するWebページとリンクを再生成する。もう1つのガーディアン機能は,誤ってWebサーバー上のHTMLファイルなどを削除してしまっても,コンテンツにユーザーがアクセスした時点でデータベースから必要なデータを読み込み,再生成する機能である。

 動作環境は,OSがWindows2000 Server,AIX,Solaris,データベースがOracle,SQL Server,DB2,HTTPサーバーがApacheとIISである。最小構成価格は1500万円(2CPU,25ユーザー・ライセンス)である。(A.Y.)