NTT東日本 NTT西日本は11月22日,各都道府県単位で構築,運営している地域IP網を相互接続(広域化)することを総務大臣に認可申請した。企業向けのVPN(仮想プライベート・ネットワーク)サービスである「フレッツ・オフィス」が利用しやすくなる。現在,ISPや企業がNTT東西のフレッツ・サービスを利用してユーザーを収容するには,都道府県ごとに地域IP網と自社のネットワークを接続する必要があった。これが1カ所接続するだけで,複数都道府県のユーザーを収容できるようになる。ただし,NTT東日本とNTT西日本の地域IP網の相互接続は,今回の申請対象ではない。

 NTT東西のフレッツ・シリーズは,ISDNやADSL,FTTHによるアクセス回線を都道府県単位で構築した地域IP網で束ねて,ISPや企業のネットワークに接続するサービスである。このフレッツ・サービスを,NTT東西が地域IP網と企業ネットワークを専用線などで接続するVPN(フレッツ・オフィス)サービスに利用したり,ISPがインターネット接続サービスを提供するために利用したりしている。ただ,いずれの場合も,都道府県ごとに地域IP網と企業などのネットワークを接続する必要があり,ユーザーが複数の都道府県に分散する場合,コスト高になっていた。

 地域IP網が相互接続されれば,地域IP網と1カ所接続すれば,複数都道府県のユーザーを収容できる。数カ所の都道府県のユーザーを収容するならば,今回の地域IP網の広域化サービスを利用すれば,コスト削減になり,ネットワークが簡略化できる。(T.K.)