アリエル・ネットワークは,同社が販売中のピア・ツー・ピア(PtoP)型のグループウエア「Ariel AirOne」のオプションとしてIM(インスタント・メッセージ)機能「AirIM」を組み込む。現在,ソフトウエアを開発中だ。AirIMを導入すれば,AirOneユーザー同士が,リアルタイムに,直接,メッセージを交換したり通信相手の在席状況を確認したりできるようになる。2003年3月にもベータ版の配布を始める。製品化の時期と価格は未定。

 IMのシステムは,ログインしているユーザーの一覧などを管理するIMサーバーとIMクライアントで構成される。IMクライアントがIMサーバーにログインして通信相手とセッションを確立。その後リアルタイムにテキスト・メッセージを交換する。ただ,AirOneはPtoP型であるため,サーバーとクライアントの概念がない。このため,AirIMもPtoP型システムになる。具体的には,AirOneとAirIMをインストールしたPC(ノード)は,IMサーバーとIMクライアントの両方の機能を持ち,メッセージの交換を持ちかけたノードがIMサーバーに,持ちかけられたほうがIMクライアントになる。サーバーとなったノードでは,送受信したメッセージをログとして残すことも可能にする予定だ。

 また,同社は,AirIMを「Jabber」というIMシステムと相互接続できるようにする。JabberはMSN,ヤフー,AOLなど,さまざまな異なるIMサービスとの相互接続を可能にしたオープン・ソースのIMソフト。Jabberとの互換性を持たせることで,AirIMのクライアントでも,広範なユーザーとメッセージを交換できるようにするという。(Y.Y.)