ニフティNECなどISP5社は2003年1月16日,ブロードバンド向けの広告「ISPブロード・アド」を共同開発することを発表した。ブロードバンドの持つ「高速性」と「常時接続性」を生かした,従来以上に訴求力のある広告の開発を目指す。加えて,各社のポータル・サイトに共通の広告枠を設置し,広告の露出効果を高めることで,広告収入の増加を狙う。参加する5社は,ニフティやNECのほかに,NTTコミュニケーションズソニーコミュニケーションネットワーク松下電器産業

 ISPブロード・アドでは,Flashやストリーミング動画などを利用した広告を開発する計画である。ブロードバンド仕様の広告のサイズや配置,配信時間などの規格を策定し,共通化する。これまではISPごとに広告の仕様が異なっていたため,広告主は複数のISPに広告を出稿する場合,それぞれのISPの仕様に合わせた広告素材を用意する必要があった。だが,仕様の統一化により1つの素材を用意するだけで,複数のISPに出稿できるようになる。これにより,「広告主にとっては広告が出しやすくなるため,出稿数の増加が期待できる」(NTTコミュニケーションズ)というメリットを期待している。

 2月から順次配信実験を開始し,3月から本格的に展開する計画である。販売は,ネット広告の代理店であるサイバーウィングハイホー・シーアンドエーが手掛ける。他のISPにも参加を呼びかけ,2004年度に50億円の売り上げを目指している。(H.O.)