メールマガジン配信やWeb制作など各種インターネット関連事業を展開するオン・ザ・エッヂは,価格比較サイト「ライブドアプライス」を2003年1月22日に開設した。特徴は,価格情報の収集などにロボット型検索エンジンを利用していること。同社によれば,検索ロボットを利用した,初めての価格比較サイトだという。

 ロボット型検索エンジンには,米アイイチバが開発した「スパイ」(SPAI:Searching Price Artifical Intelligence)を利用している。ロボットが各ECサイトなどを巡回し,価格情報を取得してデータベースに登録する。価格だけでなく,商品のメーカー名や仕様などの情報も収集する。このため,例えばパソコンならCPUの性能や,DVD-ROMドライブなどオプション機器の有無などの条件を指定して検索できる。なお,巡回対象のサイトは,オン・ザ・エッヂ側であらかじめ登録しておく。オン・ザ・エッヂでは,今後スパイをASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)サービスとして,ポータルサイトなどに提供する計画である。

 ライブドアプライスでは,「コンピュータ」「家電製品」「スポーツ用品」「ソフトウエア」など9カテゴリの商品情報を提供する。当初,商品件数は約5万件。価格情報の更新頻度(ロボットの巡回頻度)は,商品のカテゴリによって異なり,1日~1週間。例えば,価格が頻繁に変化するコンピュータ分野の商品は毎日情報を更新する。

 「検索ロボットの利用により,情報の更新頻度が速いことがライブドアプライスの利点。価格.comを超えるサイトを目指す」(オン・ザ・エッヂ)という。(H.O.)