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 ソフトエージェンシーは6月11日,オープン・ソースのデータベース管理システム「MySQL」用のクラスタリング・ソフト「Emic Application Cluster for MySQL version2.0」を国内で発売した。MySQLデータベースの性能と耐障害性をより高めやすくなる。

 MySQLには,2台構成で一方にデータを複製(レプリケーション)する機能が組み込まれている。ただし,複製したデータベースは参照用にしか利用できず,更新系のアプリケーションの冗長性を高められないのが実情。Emicを使うと,複数のデータベースを更新用データベースとして使えるようになる。

 Emic Application Clusterは,レイヤー2の負荷分散機能を備えている。サーバーのCPUやメモリーの使用率をEmic Application Cluster間で共有し,負荷の最も小さいサーバーに処理を割り当てる。また,あるサーバーがダウンしても,他のサーバーが処理を引き継ぎ,継続して実行できる。そのために必要な,データベース・コネクション情報も,Emic Application Cluster間で共有する。

 データベースへの追加・変更などディスクへの書き込みを伴う処理では,各データベースでデータの整合性を保つための仕組みを備える。まず,負荷分散機能で処理を受け持ったMySQLサーバーがディスクへ書き込む。それと同時に,Emic Application Clusterは書き込みデータを他のMySQLサーバーへ送信。送信先のサーバー上で稼働するEmic Application Clusterがディスクへ書き込む。ただし,クライアントからの処理を受け付けるために利用するネットワークとは別に,Emic Application Cluster間で情報をやり取りするためのネットワークを用意する必要がある。

 価格は,1サーバー当たり21万7000円(1CPUサーバー),43万4000円(2CPUサーバー),86万8000円(4CPUサーバー)。対応するMySQLのバージョンは,MySQL3.23以上。対応OSは,Red Hat Linux7.x,SuSE7.x,Caldera eServer2.3など。(A.Y.)