下り最高20Mビット/秒を超えるADSL(非対称ディジタル加入者線)接続サービスの発表が相次いだ。サービス提供を表明したのは,アッカ・ネットワークスイー・アクセスNTT西日本コアラトーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズ。各社とも,G.992.1 Annex Iに基づくADSLサービスを,早ければ7月にも開始する。アッカは下り最高26Mビット/秒,ほかの4社は下り最高24Mビット/秒である(上りは各社とも最高1Mビット/秒)。ただし,各社とも,現在総務省を中心に議論されているスペクトル管理基準が標準化されることが前提。

 Annex Iでは,現状の12Mサービスで1.1MHzまで使っている下り通信用の周波数帯域を,2.2MHzまで広げる「ダブル・スペクトル」と呼ぶ技術を使う。さらに「S=1/4」と呼ぶ技術により,搬送波当たりに載せるデータ量を増やす。これらの技術により,約24Mビット/秒まで下り速度を向上させている。アッカ・ネットワークスの場合は,これらに加え,上り通信用の周波数帯域の一部を下り通信用に使う「オーバーラップ」技術を使うことで,最高26Mビット/秒のサービスを提供する。またイー・アクセスは,今秋にも,別の技術を利用して最高30Mビット/秒のサービスを予定しているという。

 すでに,OCN@niftyぷららなどのISPが,これらのADSLサービスへの対応を表明している。サービスの料金については,NTT西日本とコアラだけが明らかにしている。NTT西日本は,現在提供している12Mサービスより80円増しの月額2980円。コアラの24Mサービスは3200円前後になる予定(12Mサービスは月額2860円)。(T.F.)