キヤノンは7月3日,同社のWebサイトに,高齢者や視覚障害者,PC操作に不慣れな利用者のWeb閲覧を手助けをするツールを導入した。このツールは,IBMの「らくらくウェブ散策」。Webページのテキストにマウスを合わせると文字を別ウインドウ内に拡大表示したり,合成音声を使って読み上げたりする。色覚障害者などのために,配色の変更も可能となっている。

 この機能を利用するには,音声合成機能や文字の拡大表示機能を備えたActiveXコントロールを,オン・デマンドでダウンロードして実行する。利用者の費用は無料。ダウンロードは初回利用時のみで,2回目以降は不要である。ただし,ActiveXコントロールを使用するため,らくらくウェブ散策を利用するには,OSにWindows98/Me/2000/XP,ブラウザにInternet Exprorer5.5 SP2以降を搭載したPCが必要である。

 IBMのらくらくウェブ散策は,地方自治体のWebサイトなどに利用実績があるが,民間企業としてはキヤノンが初採用。IBMでは,今後,民間企業への販売を開始する。この製品は,年間利用料制で提供する。料金は個別対応だが,初年度が700万円程度から,2年目以降が200万円程度からになるという。(Y.Y.)