楽天は9月1日,グーグルと提携し,楽天の運営するポータル・サイト「インフォシーク」の検索エンジンに「Google」を採用したことを発表した。従来の独自開発の検索エンジンと併用できるようにすることで,検索の利便性を向上させるのが狙いだ。インフォシークは楽天の子会社のインフォシークが運営していたが,9月1日に楽天に合併された。

 インフォシーク独自の検索エンジンは,自然文検索が得意。一方Googleは,主に他のサイトからどれだけリンクを張られているかで検索結果の表示順位を決定するのが特徴である。「例えば,ソニーのパソコン『VAIO』をキーワードで検索した場合,GoogleではVAIOの公式サイトがトップに表示される。一方,インフォシークではVAIOのファンが作ったサイトが上位に表示されるなど,公式サイトには載っていないような“通な”情報が入手しやすい。目的に応じて使い分けることができるようになったのが最大の利点」(楽天)。

 インフォシークのトップページには,検索ボタンの隣に「サーチ」と「プラス」というタブが用意されている。デフォルトではサーチが選択されており,Googleの検索結果が表示される。プラスを選ぶとインフォシークのエンジンを使った検索処理を実行する。

 Googleは既にYahoo!Japanや@nifty,Exciteなどの大手ポータル・サイトに導入されている。インフォシークは,2月に独自の検索エンジンを大幅強化するなど,Google陣営に対して独自路線で対抗する構えを見せていた。「Googleが人気ナンバーワンの検索エンジンであることは揺るぎない事実。検索ポータルとしての魅力を高めるには,Googleは欠かせないと考えを変えたのではないか」(大手ポータル・サイト)との指摘もある。(H.O.)