楽天は9月4日,宿泊予約サイト「旅の窓口」を運営するマイトリップ・ネットを買収すると発表した。買収金額は323億円。楽天は,マイトリップ・ネットの親会社である日立造船が保有するマイトリップ・ネットの全6万株を17日に譲り受ける予定。「旅の窓口」の名称は,利用者にすでに定着しているため,しばらくの間は継続して使用する。

 楽天は,「旅行関連のネット・サービスは成長が見込まれる分野」と見ている。実際,同社の旅行サイト「楽天トラベル」は,7月の予約泊数が前年同月比で約3倍まで急伸。8月には,サービス開始から2年余りで単月黒字化を達成した。ただし,旅の窓口は,7月時点で会員数283万人,月間の予約泊数は86万泊に上る。宿泊予約サイトではトップの集客力を誇り,今年3月期の売り上げは31億8427万円,営業利益は10億9312万7000円である。楽天は,「時間をかければ楽天トラベルを旅行関連サイトでナンバー・ワンにできる自信はあったが,今回は時間を買った」と説明している。

 楽天トラベルと旅の窓口は,サービスおよびシステムの統合を進める。ただし,どのように統合していくかは,未定という。(A.Y.)