内田洋行は,グループ企業であるウチダスペクトラムウチダエスコと共同で,企業内にあるパソコン資産の管理を支援するサービス「ASSETBASE(アセットベース) PCスキャンASPサービス」を10月1日に開始する。パソコンのプロセッサやメモリー容量,OSのバージョン,インストール済みアプリケーションの種類など,ハードやソフトの情報(インベントリ情報)を収集してレポートする。インベントリ情報の収集には,米ランデスク・ソフトウエアの技術を利用する。

 情報を収集するには,対象となるパソコンがWebブラウザでインターネット上のASSETBASEサイトにアクセスする必要がある。自前でインベントリ情報収集ツールなどを導入・運用する必要はないので,導入コストは抑えられる。資産管理のために年に1回だけ資産状況を把握したいとか,企業内アプリの導入に備えて一定のサンプル数だけ情報を集めたいなど,割り切った使い方が特にマッチするサービスといえる。

 サービスの利用イメージは,次のようになる。ユーザー企業には,企業ごとに専用のURLが割り当てられる。インベントリ情報を集めたい各パソコンで,そのURLにアクセスすると,50K~60Kバイト程度のCAB形式ファイルをダウンロードして展開し,中に含まれていた情報収集用ソフトを起動する。情報収集用ソフトは,パソコンのBIOS,プロセッサ,メモリー容量,ディスク容量など,33項目の情報を収集し,ASSETBASEサーバーに送信。その後,自分自身を消去する。集めたインベントリ情報は即座に自動集計され,Webブラウザで参照できる。

 収集する情報項目をカスタマイズすることもできる。例えば,ユーザー名やコンピュータ名,資産番号などを収集すれば,どのユーザーがインベントリ情報を提供していないかを確認できる。該当ユーザーにメールで警告して情報収集を徹底するといった運用は可能になる。また,OSのセキュリティ・パッチ,アンチウイルス・ソフト,企業内で規定している以外のソフトなどの導入状況を把握することも可能である。

 情報収集の対象になるのは,Windows95/98/ME/2000/XPなどを搭載したパソコン。料金は,コンサルティング料を含む年間基本料100万円と,情報収集回数に応じた従量課金の組み合わせ。情報収集回数が,年間500回までならば,1回あたりの情報収集料は900円。年間1000回までなら1回あたり700円である。

 資産管理の一貫として,ASSETBASEにはパソコン資産の運用管理を請け負う「PCライフサイクルサービス」というメニューも用意する。パソコンの導入や破棄,ヘルプデスク業務など,人間系の処理を引き受ける。料金はパソコン1台あたり年間1万円の定額制。(H.J.)