米アロット・コミュニケーションズは米国時間で9月8日,1Gビット/秒のスループットに対応した帯域制御装置「NetEnforcer AC-1000」で,PtoP(ピア・ツー・ピア)トラフィック管理機能を強化したと発表した。日本国内での利用者が多いといわれるPtoPファイル共有ソフト「WinMX」や「Winny」のトラフィックを遮断したり,流量を制限したりすることが可能になる。米国ではISPなどの通信事業者,大学などが導入している。

 NetEnforcerで新たに対応したのは,利用するポート番号を自動的に切り替える(ポート・ホッピングする)タイプのPtoP型ファイル共有ソフト。このタイプのPtoP型ファイル共有ソフトの代表例が,WinMXやWinnyである。これらのソフトは,ポート番号が動的に変わるため,従来はトラフィックを的確に遮断/制御することが難しかった。このタイプのトラフィックを制御できる製品は,まだ少ない。

 機能強化により,NetEnforcerは,以前からサポートしていたポート・ホッピングしないタイプのPtoP型ファイル共有ソフト「Kazaa」「Gnutella」「eDonkey」などを含む,主要なPtoP型ファイル共有ソフトのトラフィック制御に対応したことになる。

 NetEnforcer AC-1000は,アプリケーション・レベルの情報を利用し,最大8000個のポリシーを定義して帯域制御できるアプライアンス。特定のアプリケーション・トラフィックに優先順位を設定したり,流量制限したりするときに使う。日本ではシーティーシー・エスピーが7月1日から出荷している。価格は1080万円から。シーティーシー・エスピーの顧客が最新ファームウエアを入手できるのは,9月末になる見込み。(H.J.)