J-フォンは,特定のWebサイトへのアクセスのみパケット料金を定額にし,Webサイト側に料金を請求する「ボーダフォン・ビズアクセス」を11月4日に開始する。たとえば,ある企業の従業員が自社のWebサイトに自身の所有するJ-スカイ携帯電話を使ってアクセスした場合,その分のパケット料金は社員個人ではなく,企業が支払う定額料金に含まれる。利用できる携帯電話は,あらかじめ登録が必要。アクセス先が1URLなら,基本料金が月額1万円で,99ユーザーまで1ユーザーあたり月額2000円。たとえば50ユーザーであれば,月額11万円で利用できることになる。

 同様にパケット料金をWebサイト側が負担するサービスとしては,NTTドコモのiモード利用者向けにNTTコミュニケーションズNTTデータが提供している。ただし,料金は従量制である。

 また,このボーダフォン・ビズアクセスをベースにしたリモート・アクセス・サービスも登場している。NTTコムが「モバイルコネクトforケータイ Vodafone Biz Access」を11月4日に開始する。携帯電話から企業のWebサイトにセキュアにアクセスするサービス「モバイルコネクト」を,ビズアクセスに対応させたもの。NTTコムではモバイルコネクトの利用料金とビズアクセスのパケット料金を併せて企業から徴収する。

 インターネットイニシアティブ(IIJ)アイアイジェイテクノロジーは,「IIJ Mobileゲートウェイサービス/v」を10月1日から提供する。J-フォンと企業間をIIJの広域イーサネット回線で結び,セキュアに社内サーバーにアクセスできるサービスである。携帯電話はJ-スカイしか利用できない。ビズアクセスを併用すれば,従業員はパケット料金を支払うことなく,社内サーバーにアクセスできる。ビズアクセスを利用する企業ユーザーが増えることを見越したサービスといえそうだ。(T.F.)