富士通は12月3日,ネットワークの帯域,サーバーの処理能力,ストレージの記憶容量などを日単位で増減できるホスティング・サービス「オンデマンドアウトソーシングサービス」を開始した。コンピュータの資源を従量課金で提供する“ユーティリティ・コンピューティング”の一形態と言える。同社の従来型ホスティング・サービスの顧客800社のうち,先行して50社が利用しているという。

 このサービスを利用すると,繁忙期やピーク時に,システムの帯域や処理能力を一時的に増やすことが可能になる。従来は,繁忙期やピーク時の予測に基づいてシステムの資源を用意してきた。このため,過大に予測すれば過剰投資,逆に少なく予測すればサービスの品質低下や停止のリスクがあった。新サービスでは,このリスクを軽減しつつ,総投資額を抑えられる可能性がある。

 サービス内容としては,(1)運用管理(サービスオンデマンド),(2)Solaris/Linux/Windowsのサーバー・レンタル(サーバーオンデマンド),(3)ディスク容量レンタル(ストレージオンデマンド),(4)スペース・レンタル(ファシリティオンデマンド),(5)回線レンタル(ネットワークオンデマンド)がある。いずれも,料金は基本料と変動料の組み合わせから成る。例えば,(1)のサービスオンデマンドの料金は200万円から。最低契約期間は1年である。(H.J.)