NTTブロードバンドプラットフォーム(NTT-BP)は12月16日,無線LANアクセス・サービス「無線LAN倶楽部」のユーザー向けにIP電話の試験サービスを開始した。試験サービスを通じて,音声品質や遅延などを検証する。モニター・ユーザー同士の通話は無料。NTT電話や携帯電話との発着信にも対応する。試験サービスは2004年5月末まで。

 無線LAN倶楽部は,同社と西武鉄道,京浜急行,京王電鉄,相模鉄道の4社が共同で運営している無線LANアクセス・サービス。このサービスのユーザーを対象に,米VLI,エムトゥエックス(M2X)のPC/PDA(携帯情報端末)用ソフトフォンを配布し,サービスを提供する。モニターは,ホームページで募集している。2004年2月には,携帯電話型のIP電話機を使ったサービスも始める計画である。

 ソフトフォンやIP電話機には「Gナンバー」と呼ぶ専用の電話番号が割り当てられる。モニターに発信する際には,VLIやM2Xが運用するSIPサーバーに相手のGナンバーを通知して接続する。通話料は無料。NTT電話や携帯電話との発着信も可能で,この場合は,モニターに割り当てた「03」で始まるNTT電話の番号を使う。NTT電話などの着信を受けると,サーバーがGナンバーに変換してソフトフォンなどへ転送する仕組みである。ただし,NTT電話や携帯電話に発信する場合は,通常の通話料がかかる。

 ソフトフォンの対応OSは,Pocket PC2002(PocketPC)とWindows2000/XP。携帯型IP電話機にどのメーカーを採用するかは検討中という。(A.Y.)