98年8月11日,米国発

米Sybase社が,開発ツールPowerBuiderとPowerJの新版および新しいスイート製品を発表した。同社の開発ツール部門であるPowersoftが,カリフォルニア州ロサンゼルス市で開催した「Powersoft Conference'98」で明らかにした。エンタープライズ向け開発ツール市場をターゲットとした戦略である。

発表したのは,(1)アプリケーション開発ツールPowerBuilder 6.5,(2)既存のPowerBuilderアプリケーションをWeb環境で稼働させるWeb Deployment Kit,(3)Java開発ツールPowerJ 2.5,および(4)スイート製品のEnterprise Application Studio。同スイート製品の次期バージョン(コード名はVineyard)のロードマップも示した。

Enterprise Applications Studioは,新しいエンタープライズ・アプリケーション・サーバーと,開発ツールのPowerBuilder 6.5,PowerJ 2.5をまとめた製品。同社は97年9月に開催した同カンファレンスで開発ツールのスイート製品PowerStudioを開発,97年中に出荷すると発表していた。しかし今回,エンタープライズ・アプリケーション・サーバーを軸にする形に方針を変更した。アプリケーション・サーバーには,Webトランザクション・サーバーのJaguarCTS(Sybase)や,動的にHTMLを生成するPowerDynamo(Powersoft)などの技術を統合する。JavaBeansとCOMという2つのオブジェクト・モデルにも対応する。99年前半にリリース予定の次期バージョンVineyardでは,PowerBuilderの主要機能であるDataWindowをJavaBeansとして提供する。

Enterprise Applications Serverは98年第4四半期に出荷の予定。PowerBuilder 6.5とPowerJ 2.5は即日出荷で,価格はそれぞれ2995ドル,1495ドル。国内での販売はPowerBuilderが秋,PowerJが9月末の予定である。