日本ネットワークアソシエイツは10月24日,ウイルスに対するセキュリティ・ポリシーを一元管理するソフトウエア「ePolicy Orchestrator」(ePO)を11月20日に発売することを発表した。管理者が各ユーザーのパソコンにインストールされているアンチウイルス・ソフト「VirusScan」の設定や運用などを一元管理できる。たとえば,アンチウイルス・ソフトを導入していながら,定義ファイルの更新を怠っていたため,ウイルスに感染してしまったという事故を削減できる。同時に,このソフトウエアで管理することを前提にした軽量クライアント・ソフト「VirusScan TC」も発売する。

ePOは,ePOサーバー,ePOコンソール,ePOエージェントで構成する。管理対象となるクライアントなどにePOエージェントを組み込み,ePOサーバーがそのエージェントとやりとりして設定情報などの収集したり動作の指示したりする。ePOコンソールはサーバーの設定用インタフェースで,Webブラウザを使って操作ができる。

各クライアント上のePOエージェントがあらかじめ設定した時間間隔でePOサーバーにアクセスするという方法でポリシー管理を実行する。サーバー側で,チェックするファイルの種類や定義ファイルの更新スケジュールなどを設定しておき,エージェントがチェックして変更があればそれを取り込むという具合である。このとき,各クライアントの設定情報などやウイルスに感染した情報をサーバーに通知する。

VirusScan TCは,ePOによって設定,管理することを前提にしたクライアント用アンチウイルス・ソフトで,設定機能などを省いた分,プログラム・サイズや常駐時のメモリー容量を削減した。能力の低いパソコンに向けたソフトウエアとしている。

ePOは,同社のゲートウエイ用NetShieldやWeb用WebShield,グループウエア用GoupShield Exchangeといったサーバー向けのアンチウイルス・ソフトも管理できるが,一部機能に制限がある。ePOの価格は121万2000円から。(T.K.)