企業内システムの性能管理サービスを提供するアイ・アイ・エム(IIM)は,Webサイトのパフォーマンス監視サービスに乗り出す。米キャンドルの「eBA*ServiceMonitor」というツールを使ってサービスを実現する。2001年4月にも日本キャンドルとサービス提供用のソフトウエア・ライセンス契約を結び,早ければ2001年7月にもサービスを開始する。

Webパフォーマンス監視サービスは,エンドユーザーの視点でWebページをダウンロードするのにかかる時間を測定・監視するサービス。EC(電子商取引)サイトなどが,顧客に対して高いサービス品質を維持するための手段として注目を集めている。IIMに特徴的なのは,ECサイトなどのインターネット・システムだけでなく,企業内システムもサービス対象にすること。同社はもともと,メインフレームや基幹業務用のクライアント・サーバー・システムといった企業内システムを対象に性能管理サービスを提供してきた。最近,社内でもユーザー・インタフェースとしてWebブラウザを利用する場合が増えてきたため,そこをターゲットにサービスを提供する。

同社のサービスでは,他のWebパフォーマンス監視サービスと違って,実際にエンドユーザーが体験しているサービス・レベルを把握できる。具体的なサービス・イメージはこうだ。まず,Webサーバー上にeBAをインストールし,パフォーマンスを測定したいコンテンツやURLをeBAに設定しておく。ユーザーがWebサーバーにアクセスすると,WebブラウザがJavaアプレットをダウンロードする。このJavaアプレットが,ユーザーがWebサーバーにアクセス要求を出した時点から,画面にWebページを表示するまでの時間を測定。その結果から,TCPのコネクション確立に要した時間,コンテンツのダウンロードにかかった時間,クライアントの画面描画にかかった時間などを計算する。さらに,Javaアプレットは,この計算結果をeBAに自動的に返信。CECやIIMは,この結果を基に,Webシステムのどこがボトルネックになっているかを分析し,ユーザーにレポートを提供する。ただし,サービス・メニューや料金は,具体的にはまだ決まっていない。 (Y.K.)