NTTドコモKDDIに続き,J-フォン・グループが携帯電話向けJavaの仕様を明らかにした。KDDIと同じく,J2ME(Java2プラットフォーム,マイクロ版)上のプロファイルとしてMIDP(モバイル情報デバイス・プロファイル)を採用した。Javaアプリケーションの最大サイズは,30Kバイト。プロトコルは,HTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)が利用可能である。J-フォンのサービスとして独自のAPIにより機能拡張するが,機種個別に独自機能の実装はしない方針である。小型機器向けのKVM(K Virtual Machine)として,全機種にアプリックスの「microJBlend」を搭載する。これにより,J-フォンのどの機種でも動作する,互換性の高いJavaアプリケーションが開発できる。

J-フォン・グループが追加する独自APIは,JSCL(J-PHONE Specific Class Libraries)と呼ばれる。3Dポリゴンを表示する機能や,2Dスプライト描画エンジン,サウンド機能などを実現する。電話やメールの着信をJavaアプリケーションに通知するといった,携帯電話の機能と連携することも可能である。ただし,携帯電話にアクセスする機能を搭載したため,悪意のあるアプリケーションに携帯電話機能を悪用される懸念がある。

サービス開始当初は,J-フォンの公式サイトからのみJavaアプリケーションのダウンロードが可能にする。すべてのアプリケーションを,J-フォンが検証して動作などをチェックする。次期フェーズでは,Javaアプリケーションから,電話をかけたり,メールを送信したり,アドレス帳のデータにアクセスする機能を実装する。また,一般のWebサーバーからJavaアプリケーションをダウンロードできるようにする。

サービス開始は6月で,27のJava公式サイトが公開される。それにあわせて,シャープがJava対応機種「J-SH07」を発売する。また,独自APIであるJSCLの仕様については,英ボーダーフォンのJava対応携帯電話と共通である。(T.F.)