NTTドコモは,携帯電話の次世代通信サービス「FOMA」の開始を2001年10月1日に延期した。当初サービス開始を予定していた2001年5月から,ユーザーを限定した試験サービスを提供する。4000人のユーザーを対象に通常の電話,64Kビット/秒のデータ通信,パケット通信,ショート・メッセージ機能を提供する。2001年9月まで実施する。試験サービスを提供するエリアは,東京23区と神奈川県横浜市および川崎市の一部。NTTドコモは試験サービスを,「新サービス向けシステム全体の安定性向上のため」としている。すでに,サービス開始に必要な基地局設置や,ネットワーク設備の構築は終了しているという。

FOMAは,第3世代携帯電話システムIMT-2000(International Mobile Telecommunications 2000)の規格の1つ,W-CDMA(広帯域符合分割多重接続)方式の携帯電話サービス。最高384kビット/秒のパケット通信や64kビット/秒の回線交換方式のデータ通信,高い通話品質が特徴である。

試験サービスのユーザーは,NTTドコモのWebサイトや広告で5月10日前後に公募を開始する。FOMAに対応した端末を3種類用意し,試験ユーザーに無料で貸し出す。サービス基本使用料は無料であるが,通信/通話料はユーザーが負担する。(T.F.)