企業間電子商取引の標準技術を策定するための国際標準化団体「ebXML(電子ビジネスXML)協議会」は,5月11日にオーストラリアで開催した国際会議の席上で,企業間電子商取引向けの標準インタフェース「ebXML」の最終仕様を承認した。14日に,国連の下部組織であるUN/CEFACT(行政,商業,運輸のための手続きと実務の簡易化センター)と,XML関連の米国標準化団体OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)が発表した。

ebXML協議会は,企業間電子商取引の標準的な情報交換の枠組みを規定するため,OASISとUN/CEFACTが1999年に設立した国際的な標準化団体。同協議会が18カ月にわたって審議を続けてきたebXMLの仕様は,業種や規模を問わず,あらゆる企業が国際間も含めて利用できる標準を目指したもので,汎用的なビジネス・プロセスやオブジェクト,ルールの交換手法などを定義している。例えば,ハイテク業界のサプライ・チェーン・マネジメント網の構築を目指す民間団体「ロゼッタネット」は,ebXML仕様に基づいたメッセージング・サービスをロゼッタネットの実装フレームワーク(RNIF)に取り入れる意向を表明している。

ebXMLの最終仕様は,インターネット上のWebサイトから無償で入手できる。今後の仕様の管理,メンテナンスは,UN/CEFACTとOASISによって設立される管理委員会が実施する。(H.J.)