ネットベンチャーのぷうば(東京都港区,http://www.poobah.co.jp/)は11月21日から,無料インターネット電話サービス「RiRiRi Phone」の試験サービスを開始する。パソコンから東京や札幌,大阪など当初10エリア内の一般電話に対して,無料で電話をかけられるようにするもの。電話をかける相手先は電話番号がサービスの提供エリア内であることが条件だが,発信するパソコンはエリアを問わない。試験サービスとしてまず1000人のユーザーを募集し,年内に本サービスを開始する計画である。2001年3月末までに5万人のユーザーを見込む。

 ぷうばは東京とサービスの提供エリア内のインターネット電話用施設を光ファイバーで結んだ通信網を敷設している。ユーザーはまずRiRiRi PhoneのWebサイトにアクセスして,そこから電話をかける。そうすると,この光ファイバー網を通じてサービス提供エリア内まで音声などを伝送し,エリア内にあるぶうばの施設から相手にオートコールする仕組み。ただし携帯電話への発信はできない。

 この場合,エリア内の施設から相手に電話をかけるときに市内通話料金が発生するが,ぷうばは広告モデルを採用し,この通話料金を無料にした。RiRiRi Phoneはユーザーの通話中にパソコンの画面上に15秒程度の動画のコマーシャルを流すことが可能で,この広告料を収益の柱にする方針。ぷうばでは電通など広告代理店と提携して広告主を募る方針だ。ただし,ぶうばのサイトにアクセスするためにインターネット・プロバイダーに支払う接続料やアクセスポイントまでの電話料金はユーザーの負担となる。

 当初のサービス提供エリアは東京(03),川崎(044),横浜(045),浦和(048),川口(048),柏(0471),大阪(06),名古屋(052),福岡(092),札幌(011)の10エリア。年内に千葉(043),国分寺(042-3),厚木(046),川越(0492),神戸(078),京都(075)にエリアを拡大する計画だ。(永井 学=日経ネットビジネス編集)