画像データはeプリントモールに出展する企業や個人が提供する。現在23社の企業と33人の個人クリエーターが登録している。出展は無料だが、販売額に応じて手数料を徴収する。手数料率は未定。1枚当たりの価格は各出展者が決定する。エプソンは「出展者には最低でも300円に設定していただきたい」と話す。
著作権保護の仕組みは、音楽や動画データのストリーミングサービスと同様の仕組みを採用した。ユーザーがWebブラウザーからプリントすると、最初に課金プロセスを開始する。その後に暗号化した画像データと暗号を解くための鍵データをユーザーのパソコンにダウンロードする。メモリー上で画像の暗号を解き、それをプリントアウトする。画像にもよるが、印刷時間は64kビット/秒のISDNを用いた場合、ハガキ(350dpi)で2分52秒、A4判(350dpi)で15分20秒前後かかる。
通常のプリントアウトのようにハードディスクに画像データを保存しないため、出力した画像をスキャナーで読み込まない限り不正使用が困難だ。また、電子透かしも埋め込んでおり、エプソンは出展者の著作権を守るためWeb上で電子透かしが入った画像を探し出すサービスも行う。