三菱日立ホームエレベーター(岐阜県美濃市)は1月24日より,インターネットを使った個人宅向けエレベーターの販売支援サービスを開始した。同社が「エレベーターECシステム」と名付けたこの販売手法は,エレベーターの導入を考えている個人顧客にネットで見積もりサービスを提供するというもの。さらに,会員登録した設計事務所や建築業者には,エレベーターの販売に必要な,図面作成,見積もり,発注といった一連のやり取りをすべてインターネット上で実現できるようにした。

 顧客は三菱日立ホームエレベーターのWebページでエレベーターの定員数や速度,停止階といった必要情報を入力することで,見積もりを入手できる。設計事務所や建築会社などの会員は入力仕様を基にした図面の自動作成から,注文,契約まですべてインターネット上で済ませることができる。

 今回販売するエレベーターは広さ約1平米,3~4階建て用の「スイーとホームファミリー」という同社の商品の中で最小型エレベーター。エレベーターは建物の性質や利用方法によってそれぞれ複雑に仕様が異なるため,従来三菱日立ホームエレベーターはその販売を全国37の販売代理店の担当者が対面で販売していた。同社がインターネット上でエレベーターを販売するのは初めての試み。

 三菱日立ホームエレベーターは,販売にインターネットを用いることで発注を効率化し,新規顧客開拓を狙う。2001年7月から,小型エレベーターのインターネット販売にも着手する。個人宅向けと合わせて総販売数の5%に当たる150台をエレベーターECシステムによる販売目標台数としている。

(朝比奈 明日香=日経ネットビジネス編集)

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