住宅大手の大和ハウス工業は2001年2月3日に,マーケティングサイトの「住・学・館」(じゅうがっかん,http://www.daiwahouse.co.jp)を開設する。ユーザーが自由に一戸建て住宅の間取りを試作できるコーナーを設けて,住宅購入を希望する見込み客の開拓を狙う。大和ハウスIT推進室の曽我部敬文室長は「当初はWebサイトに4人を専従で張り付ける。利用者が増えれば,24時間サービスの導入も検討する」としている。1カ月に1000人の新規会員を獲得するのが当面の目標だ。

 間取りを試作できるのは,住・学・館の中にある「すま“e”博士の相談室」で,利用の際には会員登録が必要になる。Webサイト上で,リビングルームや浴室,台所などあらかじめ用意された“部品”を組み合わせるだけで,一戸建てのおおまかな間取りを作れる。また「南欧風の外壁にしてほしい」など細かな個別注文を書き入れる欄を設けるなど,Webサイトのフォームや電子メールを通じて,大和ハウスの担当者に要望を伝えることができる。ユーザーが施行予定地の調査を希望した後は,該当地区の営業マンが業務を引き継ぐ。

 住・学・館には,上記のコーナーの他に住宅用語の解説コーナーがある。3月には,住宅建築に興味を持つユーザー同士で情報交換できるコーナーも設ける計画だ。これまで新規の顧客の開拓を主に住宅展示場や営業員に頼ってきたが,Webサイトを利用して営業チャネルを増やし,顧客開拓の効率化を進める。また,あらかじめ間取りについて打ち合わせておくことで,正式契約までに必要な行程を短縮する狙いもある。

(河野 修己=日経ネットビジネス編集)