英語教材などを販売するアルク(東京都杉並区)は2001年1月,EC(電子商取引)で対前月比1.6倍の約8000万円を売り上げた。藤原紀香が出演するテレビCMを放映したことで,1月のWebサイトでの月間会員登録数が対前月比2.1倍の1万8474人に増加し,会員による商品購入が急増したことが要因。

 同社は2000年11月18日から,藤原紀香が出演するテレビCMを放映し,12月末からはWebサイトで無料の語彙力判定テストを受けられることをアピールした。この判定テストは会員のみが受験できるため,大量の会員獲得に結び付いたもの。当初のCMはURLを表示するだけだったため,ほとんど会員獲得につながらなかったという。語彙力判定テストをCMでアピールして初めて,会員獲得に向けたプロモーションが実った格好だ。

 メディアネットワーク部の湯畑伸世部長は「ユーザーをWebサイトに呼び込むためには,具体的なメリットを強調することが必要だと認識させられた」と語る。

 同社は語学関連書籍を書店を通じて販売しているほか,はがきや電話による「ヒアリングマラソン」などの語学通信講座の申し込みを受け付けている。Webサイトは「SPACE ALC」( http://www.alc.co.jp/ )との名称で,グループ企業のスペースアルク(東京都杉並区)が運営している。2001年1月期のECの売り上げは対前年度比の2倍で,5億4000万円に達した。アルクの2001年1月期の全売り上げは対前年度比107%の93億円。全売り上げのうちECが占める割合は前年度の3.1%から5.6%に増加した。

(太田 憲一郎=日経ネットビジネス編集)