オンワード樫山,三陽商会,NTT-Xなど12社は3月27日,BtoB(企業間)のネットビジネス支援会社「コロモ・ドット・コム」を共同で設立した。

 まず2001年6月にアパレル業界関係者限定のメールマガジン配信を開始し,国内外の最新ファッションなどの情報を提供する。2001年秋にWebサイト「coromo.com」を立ち上げ,順次アパレル関連企業のネットビジネスに必要なシステムをASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)として提供していく。3年後にはアパレル関連企業1000社の会員登録を見込み,10億円の売り上げを狙う。

 アパレル業界は流行の移り変りが早いため,素材調達から製造,小売りまでのプロセスに時間をかけることは過剰在庫などのリスクが大きい。このため新会社は,素材メーカーから小売りまでをネットワークで結び,購買情報や在庫情報などの情報を共有するSCM(サプライチェーンマネジメント)構築の支援事業に乗り出す。主に中小企業を対象に,SCM構築に必要な販売分析システムなどをASPとして提供する予定だ。

 コロモ・ドット・コムの社長にはNTT-X出身の斉藤恒夫氏が就任した。資本金は4億1000万円。オンワード樫山,三陽商会,NTT-Xのほか,サンエー・インターナショナル(大阪市),ファイブ・フォックス(東京都渋谷区),ワコール,東レ,帝人,丸井,三井物産,三菱商事,住友商事が出資する。出資比率はNTT-Xが19.51%で,他の11社は7.32%ずつである。
(朝比奈 明日香=日経ネットビジネス)