ヒットポップスのサービスは,CATV事業者やADSL事業者の拠点に通信衛星を使って動画やゲームなどのコンテンツを配信するもの。CATV事業者やADSL事業者側には衛星からのデータを受信するための専用の受信機とストリーミングサーバーを設置する。この仕組みにより,音楽やスポーツイベントなどのストリーミング映像を数百万人の規模で同時に視聴することが可能になる。衛星は宇宙通信のスーパーバードを利用する。
ヒットポップスは,CATV事業者などに設置する機器の初期費用を負担するが,事業者からは月額数十万円の機器利用料を徴収する。有料コンテンツの売り上げは,コンテンツ提供会社とヒットポップス,CATV事業者/ADSL事業者で分配する。同社は2001年度中に配信拠点数を100,配信世帯数を100万に拡大する計画。2003年度に20億円,2005年には50億円を売上げる見込みだ。
なおトランス・コスモスと東北新社は,増資後も現在の出資額を維持する。また大日本印刷も増資の際に3%出資する予定。