茶道・裏千家の家元家が筆頭株主であるミリエーム(京都市)は4月20日,日本の伝統文化をテーマとしたWebサイト「和の学校」(http://www.wanogakkou.com/)を開設する。ネットを活用することで,伝統文化の世界に若者を呼び込む狙いがある。

 「和の学校」の主なサービス内容は,コンテンツ配信とEC(電子商取引)。茶道や生け花,着付け,能,焼き物など伝統文化,伝統工芸に関する幅広い情報提供や関連商品の販売を手がけていく。コンテンツ提供には裏千家のほか,生け花の華道家などが協力する。配信するコンテンツは,テキストや写真のほか,ストリーミング・ビデオも利用する。当初はお茶会の様子や畳の製造工程の紹介など,8タイトルを用意する。

 またECについては,当面ミリエームが既に開設しているECサイトにリンクを張るだけにとどめる。将来利用者が増えれば,他の伝統文化関連団体が参加できるように,ショッピングモールを立ち上げる計画だ。

 ミリエーム和の学校推進チームの山下修プロデューサーは「コンテンツサービスは無料とするが,将来ブロードバンド環境が整備されて上質のコンテンツを配信できるようになれば会員課金も検討する」としている。当初は企業とのタイアップ記事を掲載するなどして,売り上げを確保したい考え。1年後に1万人,5年後に10万人の会員獲得を目指す。

 ミリエームは,和室用の照明器具や茶室のデザイン,デパートでの和食材の物産展などを手掛けてきた企画会社。裏千家家元の次男が社長を務めている。